9月下旬の海へお越しいただいたのは、サーフィン歴約1年の40代女性。「テイクオフはできる。しかし、普通に立っているつもりでもボードが勝手にバックサイド側へ曲がってしまう。。」と悩んでいました。解決すべく、フォームの根本的な見直しに取り組みました。
受講者プロフィール・お悩み
- 年代・性別: 40代女性
- サーフィン歴: 1年ほど
- 受講コース: 初級者コース
- 今回のお悩み:直進できず、ボードが勝手にバックサイド側へ曲がっていってしまう。
本日のサーフィンレッスン内容
この日は沖で胸~肩、セット頭ほどのサイズがあり、北寄りのサイドオンショアが強く吹き付けるジャンキーなコンディション。開始時点では潮の流れが弱かったので決行しました。コンディションの変化には常に気を配り、危険がないように気を付けながら指導しました。課題解決に集中するため、ミドルエリアのスープ(白い波)を活用。まずは海の中で普段通りのライディングを見せていただき、何が起きているのかを詳しくチェックしました。
まずは、受講前のライディング。
右手が内側に曲がり、上体が縮みすぎているため骨盤が正面を向けずにいました。それが影響してかかと側へ過度な荷重がかかっていました。この姿勢だけを見ると、ハワイアンの大きなカットバックを入れる動きに近いので悪くはないのです。しかし、本人の意思に反してボードが曲がってしまう原因そのものです。
そこで一度陸上へ戻り、テイクオフから立った瞬間のポジショニングを丁寧に再構築。次回のセルフサーフィンでも自分で気づいて修正できるよう、「どういう点を意識すれば自然と前を向けるか」をじっくり解説。海の中では受講生の方がフォームの意識だけに集中できるよう、波待ちの位置取りやテイクオフのプッシュを全面的にサポートしながら反復練習を行いました。
成果・受講後の変化
身体に染みついた癖を抜くのは簡単ではありません。しかし、陸上で確認したポイントを海で反復すれば少しでも改善に近づくことができます。
その変化がよく分かる、改善後のライディング動画がこちらです。
動画のアングルが違うのでフォーム自体の見比べは難しいですが、狙い通りボードをまっすぐ走らせるライディングが決まっていることが分かります。
インストラクターから見ても、先ほどより胸と骨盤がしっかり前を向き、かかとへの偏った荷重が完全ではありませんが多少解消されています。
ご本人も「フォームの改善だけでここまで変わるんですね!」と驚かれていました。後日メールで「ホームポイントで実践したらめちゃくちゃ乗れて感動しました!」と嬉しいご報告までいただきました。また、今回は私のロングボードも体験していただき、ソフトボードとは違う推進力を体感できたことも、ステップアップに向けた大きな収穫となったようです。
【インストラクターからのコメント】
初級者のサーフィンにはハードなコンディションの中、アドバイスを真剣に吸収してチャレンジし続ける前向きな姿勢が本当に素晴らしかったです!その結果、長年ついていた癖をたった1回のレッスンでここまで修正できたので、ご本人の集中力と努力の賜物だと感じます。
テイクオフ後にどうしても余分な力が入りやすく、手の構えなどにも力みが現れやすいため、まずは「リラックスして脱力すること」を次のステップとして意識してみてください。サーフィンは、ひとつの課題をクリアした瞬間にぐんと視界が開けて伸びるスポーツです。ぜひホームでもコツコツ練習を重ねて楽しんでくださいね。また行き詰まったときは、いつでも海でお待ちしています!

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